よくある質問

スクールや講習内容について

複数人講習だとマンツーマン講習よりも習得度が低くなるのですか?
マンツーマン講習と比べて複数人講習では、明らかに習得度が低くなります。

同じ時間をかけて練習した場合、複数人講習では、単純に操縦練習時間が人数で割られてしまいます。3人1組なら操縦時間は3分の1に、5人1組なら5分の1になります。

国家資格を取得するにあたって実地試験の免除を受けるためには、登録講習機関において国交省が定めた実地講習時間を受講する必要がありますが、複数人で講習を行い規定時間数をクリアするためには既定時間数×人数の時間が必要となります。つまり、3人1組ならマンツーマンで受講する場合の3倍、5人1組なら5倍の時間がかかるということです。

1人の講師が同時に複数人の操縦を見る場合はこの限りではありませんが、現実的に考えて1人で複数人を同時に指導するのは難しいです。

そのためディーラボではすべての講習をマンツーマンで行い、最短時間で修了いただけるとともに、受講生の皆様に対してよりきめ細かい指導が行える環境をご用意しております。

登録講習機関の中には1人の講師が複数人の受講生に対し交代制で講習を行い、実際には既定時間数を満たしていないころも見受けられますが、航空法違反行為となりますので取得された技能証明が無効となるおそれがあります。登録講習機関を選ばれる際には、法律に則り正しく運営されているスクールかどうかをよくご確認ください。

実地講習でのシミュレーター使用とはどういう意味ですか?
実地講習(機体の操縦練習)において、実機を操縦するのではなくフライトシミュレーターを使って行うという意味です。

操縦シミュレーターとは、ドローンの飛行を画面上で再現するソフトウェアのことです。

悪天候の場合でも室内で操縦練習ができるメリットがある反面、やはり実機とは操縦感覚が違いますので、パソコンやスマホ上での操縦が上達したからといって実機が同じように操縦できると考えるのは誤りです。

▼フライトシミュレーターのメリット/デメリット

メリット
デメリット
  • 飛行申請不要
  • 操縦技能の証明不要
  • 悪天候でも利用できる
  • 墜落などの事故の心配がない
  • 実機を操縦する感覚とは違う
  • 予期しない問題が発生した場合の練習はできない
  • 実地講習時間のうち40%までしか認められていない

実際に登録講習機関での修了審査や指定試験機関での実地試験は、シミュレーターではなく実機の操縦で行われますから、講習時から1時間でも多く実機で練習した方が合格しやすいといえます。ディーラボではすべての実地講習を実機操縦で行い、シミュレーターを使用した練習は一切行いません。

スクールによって取得できる等級や限定変更の可否が異なるのですか?
取得できる等級(その等級の講習に対応しているかどうか)や限定変更の可否はスクールによって異なります。

二等のみ対応している、限定変更は対応していないというスクールや、そもそも登録講習機関ではない(無人航空機国家資格の取得に対応していない)スクールも多数あるため、事前にご自身が取得されたい資格や等級に対応しているかの確認が必要です。

ディーラボでは一等、限定変更(夜間・目視外)まで対応しております。
※25kg以上の限定変更には対応しておりません。

ドローン操縦の経験がまったくない初心者でも国家資格は取れますか?
未経験の方のために「初学者コース」を設けておりますのでご安心ください。

国家資格の取得にドローンの操縦経験についての条件はありません。当スクールでの修了審査(実技)および指定試験機関での学科試験に合格できれば取得できます。ドローン操縦が未経験の方、民間の技能証明(JUIDA、DPA等)をお持ちでもブランクがある・技能に自信のない方は、十分な操縦練習時間を設けております「初学者コース」をお選びください。

民間の技能証明を持っています。経験者コースで受講できますか?
はい、経験者コースでお申込みいただけます。

しかしながら、経験者コースの時間数は国交省が定めた「最低限受講しなければならない時間数」を満たしたものであり、当校が「民間の技能証明を所持している方ならどなたでも修了審査に合格できる」ことを保証したものではありません。そのため、民間の技能証明を所持していても「数年間ブランクがある」「日常的に飛行させてはいない」といった場合には、初学者コースでの受講を推奨しております。

ご不安な方は無料でスキルチェックを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

特に何もライセンスは持っていませんが、普段からドローンを飛行させており技量に自信があります。その場合でも初学者コースでないといけませんか?
技量に自信のある方はどなたでも経験者コースで受講いただけます。

当校では経験者コースの受講のために民間技能証明などのエビデンス提出を求めませんので、技量に自信のある方はどなたでも経験者コースで受講いただけます。経験者コースの推奨条件は以下のとおりです。

【二等】
① 10時間以上の飛行実績同等の技量を有していること
② 日常的にドローンを飛行させており、基本的な操縦方法はすでに知っていること
③ 国交省が公表している二等ライセンスの実地試験細則を熟読し、内容を理解していること
④ スクエア飛行、八の字飛行をATTIモードで行えること

【一等】
① 50時間以上の飛行同等の技量を有していること
② 日常的にドローンを飛行させており、基本的な操縦方法はすでに知っていること
③ 国交省が公表している一等ライセンスの実地試験細を熟読し、内容を理解していること
④ Pモードでのスクエア飛行、八の字飛行を行えること

修了審査とはなんですか?
自動車教習所でいうところの「卒業検定」に該当する部分です。

当校の実地講習を受講後に受けていただく審査で、自動車教習所でいうところの「卒業検定」に該当する部分です。修了審査に合格することで、当校(登録講習機関)の講習を修了したとみなされ、実地試験(いわゆる一発試験)が免除となります。

修了審査の内容はどんなものですか?
操縦技能のほか、机上審査(選択式の筆記試験)と口述審査(審査員の質問に口頭で回答する)も審査内容に含まれます。

それぞれの内容は以下「実地試験細則」で公表されています。
二等実地試験細則
一等実地試験細則

一等の修了審査は難しいですか?
二等よりも一等の方が難易度が高く、講習時間も長くなっています。

二等ではATTIモード(GPS機能オン)の状態で操縦できれば良いですが、一等ではPモード(GPS機能オフ)での操縦技能が必要です。その分一等の方が難易度が高く、講習時間も長くなっています。

もし修了審査に不合格となったらどうすれば良いですか?
補習が必要な方には補習を受けていただいた後、再審査を受けていただきます。

不合格の場合は再審査となります。また、修了審査員により補習が必要と判断した場合には、補習を受けていただきます。それぞれにかかる費用は以下の通りです。
再審査料:11,000円/回
補習料:33,000円/コマ

再審査料や補習料がご不安な場合、安心プラン(33,000円)に加入いただくことで、補習や再審査を無制限で保証させていただけますのでおすすめです。

最初に審査を受ける時にも審査料はかかりますか?
初回の審査料は受講料金に含まれておりますので、費用はかかりません。

初回の修了審査に不合格となり、再審査や補習が必要となった場合のみ追加費用がかかります。(安心プランに加入いただいている方は追加費用はかかりません。)

どのような服装で行けばよいですか?
屋外での講習となりますので、季節や天候に合わせた動きやすい服装でお越しください。

その他、講習時には筆記用具をお持ちください。実地講習時はヘルメットをかぶっていただきますが、スクールに貸し出し用のものをご用意しています。(気になる方はご自身のヘルメットをご持参ください)

駐車場はありますか?
敷地内にございます。

敷地内のスクール建物手前はドローン講習や修了審査用のコースとなっておりますので、建物奥側にお停めいただきますようお願いいたします。

昼食をとる時間はありますか?また、昼食をとる場所はありますか?
12時~13時は昼食休憩の時間となっています。

午前から続けて受講される方は、12時~13時の間に昼食をお願いいたします。

空き教室を休憩やお食事に使っていただけます。近隣においしい飲食店様もたくさんありますので、外で昼食を取られる方はご質問ください。近隣にコンビニもございます。

申込した日程の都合が悪くなってしまいました。
講習実施予定日の前日以降のキャンセル・日時変更については、1コマにつき3,000円のキャンセル料を頂戴いたします。

ただし、悪天候によるものや、講習が実施できないと当校で判断した理由がある場合にはこの限りではありません。

HPに載っているコースではなく、希望内容での講習も可能ですか?
はい、可能です。

ご予算や希望内容をお打ち合わせのうえ、別途お見積りいたしますのでお気軽にご相談ください。

ドローン国家資格について

ドローンの免許、国家資格とは何ですか?
正式名称は「無人航空機操縦者技能証明」といいます。無人航空機を飛行させるのに必要な技能(知識及び能力)を有することを国土交通大臣が証明するものです。

ただし、無人航空機操縦者技能証明書の取得は、無人航空機の飛行において必須事項ではありませんので「免許」という呼び方は厳密にはふさわしくないでしょう。

国家資格がないとドローンを飛行させてはいけないのですか?
ドローンの飛行に国家資格は必須ではありませんが、飛行申請が必要な場合があります。

100g以上のドローンを無許可で飛行させて良い場所は非常に限られており、多くの場合は国に許可を得る必要がある「特定飛行」に該当します。飛行申請時、国家資格は操縦者の技能を証明するエビデンスとなります。飛行申請のために国家資格は必須ではありませんが、持っていない場合には「10時間以上の飛行訓練実績」が必要となります。

ドローンの資格には民間のものもありますが、国家資格よりも簡単ですか?
民間資格は多数存在しますが、多くの場合国家資格よりも取得難易度は低いです。

民間の技能証明は何百と存在していますので一概に言えませんが、ディーラボとしては「二等の時点で一般的な民間の技能証明より難易度が高い」と考えています。ただし、そのぶん証明できる技能が高いともいえます。また、民間資格は2025年12月5日以降、飛行申請時の操縦技能証明として利用できなくなりますので、取得が容易ではあっても取得するメリットも薄れてきています。

民間資格と国家資格のどちらを取得するのが良いか迷っています。どちらがおすすめでしょうか?
ディーラボとしては国家資格の取得をおすすめしています。

2022年12月5日に無人航空機操縦者技能証明(国家資格)が誕生するまでは、ドローンの操縦に関する国家資格は存在しておらず、それまで多数存在する民間の技能証明(JUIDA、DPAなど)が操縦者の技能を証明する役割を担ってきました。飛行申請時、これらの民間技能証明は「操縦者の技能を証明するエビデンス」として活用されてきました。ただし、国交省はすでに、「2025年12月4日をもって飛行申請時のエビデンスとしての活用を取りやめること」を想定しており(公表済)、民間技能証明では申請書類の省略は認められないようになります。

上記のことから、今後民間の技能証明の有用性は低くなっていく可能性が高いため、ディーラボとしては国家資格の取得をおすすめしています。

ただし、「ドローンを飛行させたいがライセンスまでは不要」と考える方向けに、当校では「許可申請対応コース」を設けています。こちらのコースでは、ライセンス取得は目指さず、ドローンの飛行申請に必要な「10時間以上の飛行訓練実績」をつくることができます。

国家資格を持っていると、無許可でドローンを飛ばせるのですか?
国家資格を持っていても「特定飛行」と言われる空域や方法では、国の許可が必要です。

ただし、二等以上の国家資格を有している者が、①カテゴリーⅡB(人や建物と30m以上の距離が保てない場所、人口集中地区)での飛行において、②立入管理措置を取ったうえで、③国に認証を受けた(第二種以上の)機体を飛行させる場合には飛行許可は不要となります。

国家資格の一等と二等とでできることの違いはなんですか?
一等では「立入管理措置を行わないで第三者上空を飛行させる」カテゴリーⅢ飛行について飛行申請を行うことができます。

二等では、①カテゴリーⅡB(人や建物と30m以上の距離が保てない場所、人口集中地区)での飛行において、②立入管理措置を取ったうえで、③国に認証を受けた(第二種以上の)機体を飛行させる場合には飛行許可は不要となります。

一方一等では、カテゴリーⅢでの飛行(立入管理措置を行わないで第三者上空を飛行させる)において、国に認証を受けた(第一種以上の)機体を飛行させる場合に飛行申請を行うことができます。(カテゴリーⅢにおいては、無許可で飛行させることはできません)

ドローンでの物流事業や第三者上空での飛行が必要となる業務では、一等の取得が必須と言えるでしょう。

一等を取った方が就職に有利ですか?
有利ですがそのぶん、取得難易度は高いです。

先述の通り一等無人航空機操縦者技能証明は、立入管理措置を行わずに第三者の上空でドローンを操縦することを国に認められた唯一の資格です。特に物流分野でドローンの操縦技能を活かしていきたい場合には、一等を取得している方が有利といえるでしょう。

国家資格を取得すると、どんなドローンでも飛行させることができますか?
機体登録を受けたドローンで、飛行許可を得ていれば(特定飛行に該当する場合)国家資格の有無にかかわらず飛行させることができます。

しかしながら、二等以上の国家資格保有者がカテゴリーⅡBを対象に飛行許可なしでドローンを飛行させる場合、国の認証を受けたドローンでないと飛行させることはできません。

国家資格はどのスクールでも取得することができますか?
国家資格(無人航空機操縦者技能証明)の取得用講習は国に登録を受けた登録講習機関ではないと実施できません。

ディーラボは、登録講習機関として2023年4月より国家資格取得用の講習を開始しています。

ドローンビジネスラボラトリー倉敷真備校 事務所コード
T0547001

学科試験はどのように受験したらよいですか?
日本海事協会のHPより個人ごとにお申し込みいただきます。

日本海事協会(試験申込システム)

受験にあたり、下記のとおり受験料が必要です。

一等9,900円
二等8,800円

岡山県内では3ヵ所に試験会場が設置されており、ほぼ毎日受験が可能です。

国家資格取得のために、ディーラボでの受講料の他にかかる費用がありますか?
当校での受講料のほか、以下の手数料が別途かかります。
  • 学科試験受験料:二等 8,800円/一等 9,900円
  • 身体検査手数料:5,200円(運転免許証で申請した場合)
  • 交付申請手数料:3,000円
  • 登録免許税:3,000円(一等のみ)

これらの費用はディーラボでお預かりするものではありませんので、受講料には含まれておりません。

取得のための手続きは代行してもらえるのですか?
当校で取得のための手続きを代行はできません。

各フェーズで日本海事協会やDIPS2.0のサイトよりご自身でお手続きをお願いいたします。お手続きの中でご不明な点があれば、お気軽にスクールまでご相談ください。

また、以下のページも参考になさってください。

国家ライセンスの取得に年齢制限はありますか?
修了審査時において16歳以上であれば受験可能です。

年齢制限の上限はありません。

ディーラボで受講すると自動的に国家資格を取得できるのですか?
当校での受講のみでは国家資格は取得できません。

ディーラボでの受講部分に該当するのは、自動車免許に例えると「教習所で受講する部分」となります。そのため、ディーラボでの実地講習後には修了審査(自動車教習所でいうところの卒業検定)に合格する必要がありますし、修了後は学科試験を受験する必要があります。

質問等がある場合に聞ける場所はありますか?
ご質問・ご相談にはお気軽にお越しいただくか、お問い合わせください。

ディーラボは講習日以外もスタッフがスクールに常駐しておりますので、ご質問・ご相談にはお気軽にお越しください。また、公式LINEからもチャットでご質問いただけます。※学科講習の内容に関するご質問は、オンライン学科講習システム内でご質問ください。

ドローンについて

国の認証を受けたドローンの中にはどんなものがありますか?
以下からご確認いただけます。

国が各メーカーのドローンを認証する制度を型式認証制度といいます。最新の型式認証を取得している機体一覧は以下から確認していただけます。

型式認証を取得している機体一覧(国土交通省)

ドローンの購入はできますか?
DJI他、複数メーカーの取り扱いがございますのでお申しつけください。

ディーラボはドローンスクールの中でも数少ないDJI販売代理店でございます。コンシューマー用の機体以外にも、農薬散布や点検業務に使用する大型ドローンまで数多くの機種を取り扱っています。当校でドローンをご購入いただいたお客様には、初期設定などもサービスで行っているほか、万が一の修理等が必要な際にも対応させていただきます(修理費用はお客様負担です)。機体の選定やご提案もいたしますので、ぜひご予算や用途などお気軽にご相談ください。