今回は当校の受講生でもあり、外壁塗装業務でドローンを活用されている、(株)寿建創の代表取締役 森川様にお話をお伺いしました。また、快く業務現場への同行を受け入れてくださりましたので、そちらのリポートもあわせてお送りします。
(株)寿建創様についてご紹介
「弊社は、倉敷市を拠点に外壁塗装・屋根塗装・内装塗装など様々な塗装工事をを手がけています。
地域の皆様の暮らしを彩る美しい空間づくりをサポートする事をモットーに、一つ一つの現場を大切に施工しています。
工事前のヒアリングからアフターフォローまで、丁寧な対応を心掛け、お客様の満足度を追及しています。
弊社の経験豊富な職人が丁寧かつ確実な施工で、長く美しい状態を保つように心がけています。」(森川様)
倉敷以外にも岡山県内で広く業務を受注されており、優れた技術で顧客から高い評価を集める(株)寿建創。
外壁塗装という高所作業が多い仕事柄、ドローンで業務効率化ができるのではないかと早期から関心を持たれていたそうです。
御社ではどういった業務でドローンを活用されていますか?
「弊社がドローンを活用するのは、建物の屋根調査で使用しています。
過去の屋根調査ではハシゴを使用して屋根の状態を確認していました、滑って落ちそうになったり、ハシゴが風で倒れたりと色々と大変でしたが、ドローンを使うようになって不安要素がなくなり、撮影する事で屋根の状態がお客様に分かりやすく説明ができるようになりました。
また、モニターで一緒に確認ができるので安心できるのではないでしょうか。」(森川様)
現場同行リポート
今回同行させていただいたのは築30年ほどの3階建て賃貸物件の屋根点検。
4年前に屋根・外壁を施工されたとのことで、今回は年次の定期点検にご一緒させていただきました。

点検に使用するのはDJI Mavic 3 Pro。DJIコンシューマーのフラッグシップ製品です。
「飛行の安定性が全然違う。安心して撮影できますね」と語る森川様。
以前はMavic 2 Zoomを使用されていましたが、各機能の進化に大変満足いただけているようです。
特にズームカメラは安全な離隔を取りながら細部まで確認できるため、作業の安全性向上に大きく貢献しています。


手早く機体を展開すると後速やかに撮影が始まり、気づいた時には終了していました。その時間わずか5分ほど。
ドローンを導入する前は梯子をかけて職人さんが昇って検査していて約1時間ほどかかっていたそうです。割合にして90%以上の時間削減!
時間だけでなく踏み抜きや落下のリスク軽減にもつながっているとのこと。
また、送信機「DJI RC Pro」の映像出力をフル活用し、外部モニターで物件オーナー様に状態をライブで確認してもらいながら点検することもあるそうです。


「屋根の状態を直接見ていただけることで見積の透明性があがって納得を得やすくなったし、オーナー様からの信頼にもつながって、ドローン導入後は相見積もり案件の受注率が格段に上がりました」

撮影した写真はPCに取り込んだのち、物件ごとに経年の変化を確認できる状態でアーカイブしているとのこと。
経過を追える状態にしておくことで将来の補修計画などに活用できそうですね。
もちろん(株)寿建創様のもつ高い塗装技術があってこそですが、ドローンが身近な現場で活躍し、お客様の利益に貢献していることを改めて知ることができました。
森川様、ありがとうございました。


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