無人航空機の産業利用の中で、特に普及しているのが太陽光パネル点検です。
当社のお客様である大津寄様はいち早くドローンを導入し、日々業務で活用いただいているということでこちらで事例としてご紹介させていただきます。
太陽光パネル点検での活用
メガソーラーの保守管理業務をされている大津寄様は、岡山県西部や広島県福山市近郊の発電所を広く手掛けていらっしゃいます。
当社とのお付き合いは、ドローンを使用することで業務を効率化できないかとのことで体験会にお越しいただいたのがきっかけでした。
太陽光パネルには10年単位のメーカー出力保証がついていますが、発電量低下による保証を受けるためには設置者側の責務で検査する必要があります。
そのため定期的な点検が欠かせないわけですが、通常だとパネル一枚一枚を目視とハンドヘルドの赤外線カメラで確認しながら不良個所がないか検査するしかなく、例えば1000kwクラスの発電所の場合、作業時間3時間を超えることもあるそうです。
特に真夏は体力的にかなり過酷な作業です。
そこで当社からは小型ながら赤外線カメラを搭載したMavic 2 Enterprise Advancedをご提案させていただきました。
点検用の赤外線カメラというとカメラだけで数十万~百数十万円もするイメージがありますが、本製品は機体も込みで100万円ほどで導入できます。(※現在は生産終了。後継製品はこちら)
納品後、「現場での運用の様子を見学させていただけないですか?」とお願いすると快諾いただけたので、現場に同行させていただきました。
実際の点検作業
現場は某市にある産業用ソーラー。500kwと1000kwとのこと。
コンパクトな筐体を活かして現場到着からセットアップまで数分、上空からパネルの熱画像取得までわずか20分程度で終了。
移動時間を除くと総作業時間30分に満たないという驚異の速さです。
肝心の取得データも、上空10mからパネルを検査するとくっきりとホットスポットを確認。
画像の鮮明も上位機種と遜色ありません。
特に作業効率の部分では、太陽光パネルは天気がいい日の日中わずかな時間でしか検査できないため、一カ所の作業時間が圧縮されたことで1日に検査できる現場数が全然違う、大変効率的と仰られていました。
岡山県西部や福山市周辺で産業用ソーラーの点検請負先をご検討中の方は、ぜひ大津寄電気管理事務所様にご依頼ください。
大津寄様、ありがとうございました!
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