DJI Matrice 4（マトリス4）シリーズ発表！小型産業用ドローンの最新機種を詳しく解説

こんにちは！ドローンビジネスラボラトリーです。

2025年1月9日、ついにDJIから小型産業用ドローンの最新モデルとなるDJI Matrice 4（マトリス 4）シリーズが発表されました。

Matrice4シリーズは、DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズの後継機に位置付けされます。

Matrice4シリーズとは

Matrice4シリーズは、DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズ（以後、Mavic3E/MavicT）の後継機に位置付けされる小型業務用ドローンの最新モデルです。

新しくなったのは機体だけでなく、送信機・アクセサリー（D-RTK-3）の全てがアワーアップ！

さらに私たちの想像を超える機能がふんだんに搭載されています･･･！

産業用ドローンのブランド名がMatriceシリーズに統一された

「Matrice（マトリス）」という名称はDJIの業務用ドローンのシリーズ名として使われてきました。

古くは Matrice 100 から始まり、Matrice 30シリーズ、Matrice 350 RTK など、これまでに様々なラインナップが世の中にリリースされてきました。

皆さまも「Matrice（マトリス）」シリーズと聞くと、「DJIの大型業務用ドローン」という印象をお持ちだと思います。

それに対し、「小型の業務用ドローン」としてはこれまでにMavic2 Enterprise、Mavic3E/Mavic3Tなど、「MavicシリーズのEnterprise版」というネーミングがされてきた歴史があります。

今回発表されたMatrice4シリーズは小型の業務用ドローンなのでMavic3E/Mavic3Tの後継機という位置づけですが、機体名に「Matrice」の冠をかぶりました。

これにより、DJIの業務用ドローンは「Matriceシリーズ」として今後もラインナップされていくことが予想されます。

Matrice4の基本スペック

サイズ感は39cmほど。

指先からひじぐらいまでの長さくらい、といえばイメージできますでしょうか。

重さは1,420gですから、1.5Lの水が入ったペットボトルと同じぐらいですね。

Mavic 3 Eシリーズと比較して、最大飛行時間が45分から49分に伸び、最大伝送距離も8kmから12kmへと向上しています。

それに加え、Matrice4 E/T両機種とも光学3倍のズームカメラとRTKモジュール、レーザー距離計が標準搭載になりました。（RTKモジュールとレーザー距離計はいずれも一部の上位機種のみに搭載された機能です）

次に Matrice 4E と Matrice 4Tの違いですが、ひとことで言うと「搭載されているカメラの違い」となります。

ドローンはいわゆる「空飛ぶカメラ」。

カメラが違えば「そのドローンでできる業務」も変わり、それに付随して機体の細かい部分でも「その業務に必要な機能」「性能が求められる部分」などに違いが出てきます。

Matrice4シリーズで新たに追加された（進化した）機能

今回、前機種Mavic 3 E/TシリーズからMatrice4シリーズに新たに追加された機能の一部を解説します。

1.　AI検知機能

Matrice4シリーズの目玉！？といっても良い機能がAI検知機能です。

カメラ画面内に映る人、車、船などの対象物をAIが瞬時に検知し、対象物の種類や数を検出することができます。

強力なトラッキング機能も備えており、捜索・救助活動での活用が期待されます。

2.　レーザー距離計

レーザー距離計（標準装備）が搭載されたことにより、リアルタイムで正確な測定が可能になりました。

機体と対象物の距離を測るという従来の機能以外にも、任意の2点間の距離（直線距離・水平距離・高低差）までリアルタイムで計測できるようになりました。

3.　自動航行：Smart 3D Capture

緊急時や災害時には、周囲の環境に応じて飛行経路や速度を自動的に調整。

操縦者が手動で調整する必要はなく、指定した場所に到達することができます。

また、指定した範囲を撮影→即座に送信機上で粗い点群を生成→さらにその点群から範囲指定を行う

という操作で「非常に精密な飛行」が実現します。

4.　暗視性能が向上

Matrice 4シリーズのカメラには、より大きな絞りと低照度機能を搭載。

夕暮れ時や夜間でも「まるで昼間のような」明るさで見ることができます。

また、照度がないいわゆる「真っ暗闇」の状態であってもNIR補助ライト（標準搭載）を用いれば、同様に明るく画像を映すことが可能です。

リアルタイム映像が明るく見やすいことはもちろんのこと、画像として出力する際も自動処理されますので「夜間に撮ったとは思えない」品質が実現しています！

5.　観測記録

カメラで撮影した地面の範囲を、送信機の地図上に映し出す機能を搭載。

これにより「どこからどこまでのデータを取得したのか」が明確に分かるようになりました。

撮影漏れや重複撮影がなくなり、かなり効率的にデータを取得できます。

6.　遠隔操作（DJI FlightHub2との連携）

Matrice4シリーズでは、DJI FlightHub 2 との連携によって、リモート離着陸、飛行、ジンバル（カメラ）操作、自動航行などがすべて「遠隔」で操作できるようになりました。

自動給電はできないので現場に人間は必要ですが、操縦者自身が現場にいなくても運用できるということになります。

Matrice4シリーズとMavic3 Enterpriseシリーズの比較

機体の比較

	DJI Matrice 4T	DJI Matrice 4E	DJI Mavic 3E
離陸重量（プロペラ装着時）	1219 g（標準プロペラ） 1229 g（低ノイズプロペラ）	1219 g（標準プロペラ） 1229 g（低ノイズプロペラ）	915 g
最大離陸重量	1420 g（標準プロペラ） 1430 g（低ノイズプロペラ）	1420 g（標準プロペラ） 1430 g（低ノイズプロペラ）	1050 g
サイズ	折りたたみ時（プロペラなし）：約260.6×113.7×138.4 mm（長さ×幅×高さ)展開時（プロペラなし）：約307.0×387.5×149.5 mm（長さ×幅×高さ)	折りたたみ時（プロペラなし）：約260.6×113.7×138.4 mm（長さ×幅×高さ) 展開時（プロペラなし）：約307.0×387.5×149.5 mm（長さ×幅×高さ)	折りたたみ時（プロペラなし）：約221×96.3×90.3 mm（長さ×幅×高さ) 展開時（プロペラなし）：約347.5×283×107.7 mm（長さ×幅×高さ)
ホイールベース	対角ホイールベース：438.8 mm	対角ホイールベース：438.8 mm	対角ホイールベース：380.1 mm
最大上昇速度	10 m/s（ノーマルモード） 10 m/s（スポーツモード）	10 m/s（ノーマルモード） 10 m/s（スポーツモード）	6 m/s（ノーマルモード） 8 m/s（スポーツモード）
最大下降速度	8 m/s（ノーマルモード） 8 m/s（スポーツモード）	8 m/s（ノーマルモード） 8 m/s（スポーツモード）	6 m/s（ノーマルモード） 6 m/s（スポーツモード）
最大水平速度（海抜、無風）	21 m/s（ノーマルモード） 21 m/s 前方飛行、18 m/s 後方飛行、19 m/s 側方飛行（スポーツモード）	21 m/s（ノーマルモード） 21 m/s 前方飛行、18 m/s 後方飛行、19 m/s 側方飛行（スポーツモード）	15 m/s（ノーマルモード） 21 m/s 前方飛行、20 m/s 後方飛行、19 m/s 側方飛行（スポーツモード）
最大風圧抵抗	12 m/s	12 m/s	12 m/s
運用限界高度	6000 m（ペイロードなし）	6000 m（ペイロードなし）	6000 m（ペイロードなし）
最大飛行時間（無風時）	49分（内蔵のRTKモジュール装着時）	49分（内蔵のRTKモジュール装着時）	43分（RTKモジュール装着時）
最大ホバリング時間（無風時）	42分	42分	37分
GNSS	GPS + Galileo + BeiDou + GLONASS（GLONASSは、RTKモジュールが有効の場合にのみ対応）	GPS + Galileo + BeiDou + GLONASS（GLONASSは、RTKモジュールが有効の場合にのみ対応）	GPS + Galileo + BeiDou + GLONASS（GLONASSは、RTKモジュールが有効の場合にのみ対応）
RTKモジュール	内蔵（取り付け不要）	内蔵（取り付け不要）	別売りアクセサリー（取り付けが必要）

AI/カメラ/その他の比較

Matrice4シリーズではアクセサリー類も充実！

DJI Matrice 4シリーズでは、はじめからスピーカーとスポットライトがメーカー純正で出ています。

また、今回のDJI Matrice 4シリーズと同時リリースでD-RTK3 多機能ステーションも新たに発表。

前モデルD-RTK2では「地上局/基準局」として使用できましたが、D-RTK3 多機能ステーションでは新たに「移動局」（指定した場所の座標を測る）の機能が追加されました。

Matrice4シリーズ｜よくある質問

DJI Matrice 4シリーズには防水性能がありますか？

防水性能はありません。機体・機器の故障原因となるので、Matrice4シリーズ使用中は水に濡れないようご注意ください。

飛行中に雨が降った場合はすみやかに帰還・着陸し、次回の飛行までに機体の内側・外側を完全に乾かしてください。

DJI Matrice 4シリーズには、何種類のモデルがありますか？また、これらのモデルの違いは何ですか？

DJI Matice 4シリーズには、DJI Matrice 4TとDJI Matrice 4Eの2つのバージョンがあります。

DJI Matrice 4Tは、1/1.3インチCMOS 48MP広角カメラ、1/1.3インチCMOS 48MP中望遠カメラ、1/1.5インチCMOS 48MP望遠カメラ、サーマル画像カメラ、NIR補助ライト、レーザー距離計モジュールを搭載し、熱画像認識機能とパワフルな夜間撮影機能を備えています。

DJI Matrice 4Eは、4/3インチCMOS 20MP広角カメラ、1/1.3インチCMOS 48MP中望遠カメラ、1/1.5インチCMOS 48MP望遠カメラ、レーザー距離計モジュールを搭載し、パワフルな撮像性能を発揮します。

DJI Matrice 4シリーズのアクセサリーで、DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズと互換性があるものは何ですか？

互換性はありません。

Matrice4シリーズの導入費用は？

さて、ここまで 最新小型業務用ドローン「Matrice 4シリーズ」について解説してまいりましたが、気になるのは導入費用ですよね。

定価は以下のようになっております！

　DJI Matrice 4E ＋ DJI Care Enterprise Plus：税込 866,800円
　DJI Matrice 4T ＋ DJI Care Enterprise Plus：税込 1,108,800円

セット内容については、Matrice 4シリーズの機体紹介ページよりご確認ください。

前モデル Mavic 3Eシリーズと違い、Matrice 4シリーズではRTK機能に必要な「RTKモジュール」が標準装備である点も嬉しいですよね！

機体のお見積もり・お問い合わせについては、下ページ内「お見積り依頼」よりお気軽にお問い合わせください。

Matrice4シリーズはレンタルも可能

購入するとなるとなかなか高額な業務用ドローンですが、当社ではドローンのレンタルサービスも行っております。

Matrice 4シリーズ以外にも最新の産業用ドローンから一般向けのカメラドローン、バッテリーのみのレンタルまで幅広くラインナップしております。

お見積りはもちろん無料です！ぜひお気軽にお問い合わせください。

Natrice4シリーズ｜仕様

機体

離陸重量（プロペラ装着時）	1219 g* *機体の標準重量（バッテリー、プロペラ、microSDカードを含む）。実際の重量は、製造バッチの素材や外的要因で異なる場合があります。
離陸重量（低騒音プロペラ装着時）	1229 g* *機体の標準重量（バッテリー、プロペラ、microSDカードを含む）。実際の重量は、製造バッチの素材や外的要因で異なる場合があります。
最大離陸重量	標準プロペラ：1420 g 低騒音プロペラ：1430 g
サイズ	折りたたんだ状態：約260.6×113.7×138.4 mm（長さ×幅×高さ） 展開した状態：約307.0×387.5×149.5 mm（長さ×幅×高さ）
最大ペイロード	200 g
プロペラサイズ	10.8インチ
対角ホイールベース	438.8 mm
最大上昇速度	10 m/s
最大下降速度	8 m/s
最大水平速度	21 m/s（前方飛行） 18 m/s（後方飛行） 19 m/s（側方飛行） *EU地域ではスポーツモードで19 m/sを超える速度は出せません。
最大高度	6000 m
最大動作高度（ペイロードを含む）	4000 m
最大飛行時間（無風時）	49分（標準プロペラ） 46分（低騒音プロペラ）
最大ホバリング時間（無風時）	42分（標準プロペラ） 39分（低騒音プロペラ）
最大飛行距離（無風時）	35 km（標準プロペラ） 32 km（低騒音プロペラ）
最大風圧抵抗	12 m/s
動作環境温度	-10°C〜40°C
GNSS	GPS + Galileo + BeiDou + GLONASS *GLONASSは、RTKモジュールが有効な場合のみサポート
ホバリング精度範囲（無風または微風）	±0.1 m（ビジョンシステム使用時） ±0.5 m（GNSS使用時） ±0.1 m（RTK使用時）
RTK GNSS精度	RTK Fix：1 cm + 1 ppm（水平） 1.5 cm + 1 ppm（垂直）
内部ストレージ	なし
ポート	E-Portインターフェイス×1：公式アクセサリーおよびサードパーティ製PSDKデバイスをサポート E-Port Liteインターフェイス×1：USB接続をサポート
プロペラ型式	1157F（標準プロペラ） 1154F（低騒音プロペラ）

カメラ

イメージセンサー	DJI Matrice 4T ・広角：1/1.3インチCMOS、有効画素数：48 MP ・中望遠カメラ：1/1.3インチCMOS、有効画素数：48 MP ・テレフォト（望遠）：1/1.5インチCMOS、有効画素数：48 MP DJI Matrice 4E ・広角：4/3インチCMOS、有効画素数：20 MP ・中望遠カメラ：1/1.3インチCMOS、有効画素数：48 MP ・テレフォト（望遠）：1/1.5インチCMOS、有効画素数：48 MP
レンズ	DJI Matrice 4T ・FOV：82° ・焦点距離（35 mm判換算）：24 mm ・絞り：f/1.7 ・フォーカス：1 m～∞ DJI Matrice 4E ・FOV：84° ・焦点距離（35 mm判換算）：24 mm ・絞り：f/2.8〜f/11 ・フォーカス：1 m～∞ 中望遠カメラ ・FOV：35° ・焦点距離（35 mm判換算）：70 mm ・絞り：f/2.8 ・フォーカス：3 m～∞ 望遠カメラ ・FOV：15° ・焦点距離（35 mm判換算）：168 mm ・絞り：f/2.8 ・フォーカス：3 m～∞
ISO感度	ノーマルモード: ISO 100～ISO 25600 夜間撮影モード: DJI Matrice 4T: ・広角カメラ：ISO 100～ISO 409600 ・中望遠カメラ：ISO 100～ISO 409600 ・テレフォト（望遠）：ISO 100～ISO 819200 DJI Matrice 4E: ・広角カメラ：ISO 100～ISO 204800 ・中望遠カメラ：ISO 100～ISO 409600 ・テレフォト（望遠）：ISO 100～ISO 409600
シャッター速度	DJI Matrice 4T: 2〜1/8000秒 DJI Matrice 4E: ・広角：電子シャッター：2〜1/8000秒、メカニカルシャッター：2〜1/2000秒 ・中望遠カメラ：2〜1/8000秒 ・テレフォト（望遠）：2〜1/8000秒
最大静止画サイズ	DJI Matrice 4T: ・広角：8064 × 6048 ・中望遠カメラ：8064 × 6048 ・テレフォト（望遠）：8192 × 6144 DJI Matrice 4E: ・広角：5280 × 3956 ・中望遠カメラ：8064 × 6048 ・テレフォト（望遠）：8192 × 6144
写真撮影の最小間隔	DJI Matrice 4T：0.7秒 DJI Matrice 4E：0.5秒
動画コーデック＆解像度	・動画コーディングフォーマット：H.264/H.265 ・解像度：4K（3840 × 2160@30fps）、フルHD（1920 × 1080@30fps）
デジタルズーム	テレフォト（望遠）：16倍（112倍ハイブリッドズーム）

赤外線カメラ

熱画像撮像装置	DJI Matrice 4T：非冷却VOxマイクロボロメータ
注意	赤外線カメラレンズを高エネルギー源（太陽、溶岩、レーザービームなど）に向けないでください。カメラのセンサー焼けが生じ、回復不能な損傷につながることがあります。
解像度	DJI Matrice 4T：640 × 512
画素ピッチ	DJI Matrice 4T：12 μm
フレームレート	DJI Matrice 4T：30 Hz
レンズ	DFOV：45°±0.3° 焦点距離（35 mm判換算）：53 mm 絞り：f/1.0 フォーカス：5 m～∞
温度分解能（NETD）	DJI Matrice 4T：≤50mk@F1.0
温度測定方法	DJI Matrice 4T：スポット測定、エリア測定
温度測定範囲	高利得モード：-20°C〜150°C 低利得モード：0°C〜550°C
パレット	ホワイト ホット／ブラック ホット／ティント／アイアン レッド／ホット アイアン／アークティック／メディカル／フルグライト／レインボー1／レインボー2
写真フォーマット	JPEG (8bit)、R-JPEG (16bit)
動画解像度	1280 × 1024@30fps（超解像度が有効、ナイトモードは無効） その他の条件：640 × 512@30fps
動画ビットレート	6.5Mbps (H.264 640 × 512@30fps) 5Mbps (H.265 640 × 512@30fps) 12Mbps (H.264 1280 × 1024@30fps) 8Mbps (H.265 1280 × 1024@30fps)
動画フォーマット	MP4
静止画モード	シングル：1280 × 1024/640 × 512 タイマー：1280 × 1024/640 × 512 JPEG：0.7/1/2/3/5/7/10/15/20/30/60秒
画像解像度	赤外線画像：1280 × 1024（スーパー解像度がオン） 640 × 512（スーパー解像度がオフ）
デジタルズーム	28倍
赤外線波長	8 um～14 um
赤外線温度測定の精度	高ゲイン：±2℃または±2%のいずれか大きい方 低ゲイン：±5℃または±3%のいずれか大きい方

ジンバル

映像ブレ補正	DJI Matrice 4T：3軸（チルト、ロール、パン） DJI Matrice 4E：3軸（チルト、ロール、パン）
機械的可動範囲	DJI Matrice 4T ・チルト：-140°～113° ・ロール：-52°～52° ・パン：-65°～65° ソフトリミット： ・チルト：-90°～35° ・ロール：-47°～47° ・パン：-60°～60° DJI Matrice 4E ・チルト：-140°～50° ・ロール：-52°～52° ・パン：-65°～65° ソフトリミット： ・チルト：-90°～35° ・ロール：-47°～47° ・パン：-60°～60°
制御可能な回転範囲	DJI Matrice 4T ・パン：±-90°～35° ・パン：操作不可 DJI Matrice 4E ・チルト：-90°～35° ・パン：操作不可
最大制御速度（チルト）	100°/s
角度ぶれ範囲	±0.007°
ヨー軸	マニュアル操作は制御不能 MSDKインターフェイスプログラムは制御可能
保護等級	標準保護レベルなし
動作環境温度	スタンダード：-10°C～40°C

検知

検知タイプ	全方向デュアルビジョンシステム、機体底部にある3D赤外線センサーを補助的に使用。
前方	デュアル測定範囲：0.4～22.5 m 測定範囲：0.4～200 m 障害物回避速度：飛行速度 ≤21 m/s FOV：90°（水平方向）、135°（垂直方向）
後方	測定範囲：0.4～22.5 m 測定範囲：0.4～200 m 障害物回避速度：飛行速度 ≤21 m/s FOV：-90°（水平方向）、135°（垂直方向）
側方	測定範囲：0.5～32 m 測定範囲：0.5～200 m 障害物回避速度：飛行速度 ≤21 m/s FOV：90°（水平方向）、90°（垂直方向）
下方	測定範囲：0.3～18.8 m 障害物回避速度：飛行速度 ≤10 m/s 前方と後方のFOVはそれぞれ160°、左右はそれぞれ160°です。
動作環境	前方、後方、左方、右方、上方：表面にきめの細かいテクスチャー、十分な光があること。 下方：地面はテクスチャーが豊富かつ照度条件*が十分であり、拡散反射面と20%を超える反射率を備えていること（壁、木、人など）。

映像伝送

映像伝送システム	O4 Enterprise
ライブビュー品質	送信機：1080p/30fps
動作周波数	2.400～2.4835 GHz 2.400～2.4835 GHz（日本国内では、5.8 GHz帯は使用不可） 5.725〜5.850 GHz 5.150～5.250 GHz (CE) 使用できる動作周波数は国や地域によって異なります。詳しくは、現地の法規制を確認してください。
伝送電力 (EIRP)	2.4 GHz：≤ 33 dBm (FCC)、≤ 20 dBm（CE/SRRC/MIC（日本）） 5.8 GHz：<33 dBm (FCC)、<30 dB (SRRC)、<14 dBm (CE) 5.15～5.25 GHz：< 23 dBm (FCC/CE)
最大伝送距離（障害物、電波干渉のない場合）	25 km (FCC) 12 km (CE) 12 km (SRRC) 12 km (MIC) 電波干渉がなく、障害物のない環境で測定。飛行中、DJI Pilot 2アプリ上に表示されるRTHリマインダーに注意を払ってください。
最大伝送距離（電波干渉がある場合）	強い干渉 – 都市中心部（約1.5〜5 km） 中程度の干渉 – 郊外（約5～15 km） 弱い干渉：郊外/海岸（約15～25 km） FCCに準拠し、障害物がなく、一般的な干渉のある環境下で測定。このデータは参考値であり、実際の飛行距離を保証するものではありません。
最大ダウンロード速度	20 MB/s 機体と送信機が干渉することなく近接した条件下で測定。
遅延（環境条件およびモバイル端末に依存）	130 ms 近接場かつ干渉のない条件下で、1倍レンズで撮影した場合の遅延性能。
アンテナ	アンテナ×8、2T4R
その他	セルラードングル収納部

NIR補助ライト

赤外線照明

DJI Matrice 4T： FOV： 5.7°±0.3°

レーザーモジュール

レーザー距離測定

測定範囲： 1800 m (1 Hz) @20% 反射率ターゲット 斜入射範囲（斜距離1:5）：600 m (1 Hz) ブラインドゾーン：3～1 m 距離測定精度： 1～3 m：システムエラー <0.3 m、ランダムエラー <0.1 m @1σ その他の距離：±（0.2+0.0015D）（Dは測定距離を表します）

DJI RC Plus 2 Enterprise

映像伝送システム	O4 Enterprise
最大伝送距離（障害物、電波干渉のない場合）	25 km (FCC) 12 km (CE) 12 km (SRRC) 12 km (MIC) *電波干渉がなく、障害物のない環境で測定。飛行中、DJI Pilot 2アプリ上に表示されるRTHリマインダーに注意。
画像伝送の動作帯域	2.4000～2.4835 GHz 5.725～5.850 GHz 5.1G（受信のみ） *使用可能な動作周波数は地域によって異なります。現地法規制を確認してください。
アンテナ	2T4R、マルチビーム高利得アンテナ内蔵
映像伝送 伝送電力 (EIRP)	2.4 GHz：＜33 dBm (FCC)、＜20 dBm (CE/SRRC/MIC) 5.1 GHz：<23 dBm (CE) 5.8 GHz：<33 dBm（FCC）、<14 dBm（CE）、<30 dBm（SRRC）
4G伝送	DJIセルラードングル2
Wi-Fiプロトコル	Wi-Fiダイレクト、Wi-Fiディスプレイ、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax 最大1774.5 Mbpsのデータレートサポート
Wi-Fi 動作帯域	2.4000～2.4835 GHz 5.150～5.250 GHz 5.725〜5.850 GHz *地域によって利用制限あり。
Wi-Fi 伝送電力 (EIRP)	2.4 GHz：<26 dBm (FCC)、<20 dBm (CE/SRRC/MIC) 5.1 GHz：<23 dBm (FCC) 5.8 GHz：<23 dBm (FCC/SRRC)、<14 dBm (CE)
Bluetoothプロトコル	Bluetooth 5.2
Bluetooth動作周波数	2.400～2.4835 GHz
Bluetooth 伝送電力 (EIRP)	<10 dBm
画面解像度	1920 × 1200
画面サイズ	7.02インチ
画面フレームレート	60 fps
輝度	1400ニト
タッチ画面制御	10ポイントのマルチタッチ対応
内蔵バッテリー	2S2P 高エネルギー密度18650リチウムイオンバッテリー (6500 mAh @ 7.2 V) 46.8 Wh
外部バッテリー	オプション、WB37 (4920 mAh @ 7.6 V) 37 Wh
再充電タイプ	PD急速充電対応、最大20V/3.25A USB Type-C充電器
ストレージ容量	ROM 128 G + microSDカードで拡張可能
充電時間	2時間（内蔵および外部バッテリー）
内蔵バッテリー駆動時間	3.8時間
外部バッテリー駆動時間	3.2時間
出力ポート	HDMI 1.4
インジケーター	ステータスライト＆電源ライト＆許可ライト（周囲の明るさに応じて調整）
スピーカー	ブザー対応
オーディオ	アレイマイク
動作環境温度	-20℃～50℃
保管環境温度	1ヵ月以内：-30℃～45℃ 1～3ヵ月：-30℃～35℃ 3ヵ月～1年：-30℃～30℃
充電温度	5℃～40℃
対応機体モデル	Matrice 4T/4E
GNSS	GPS、Galileo、BeiDouトリプルモード、ダイナミック ホームポイント リフレッシュ対応
サイズ	約268×163×94.5 mm
重量	1.15 kg（外部バッテリーを除く）
モデル	TKPL 2
システムのバージョン	Android 11
外部インターフェイス	HDMI 1.4、SD3.0、Type-C (OTG対応、PD充電対応、最大電力65W) USB-AはUSB 2.0対応
アクセサリー	ストラップ／ウエストサポート（オプション）